安田靫彦の掛け軸で　無絃琴40年以上前のものですが数回掛けたのみで茶室の天袋にしまってありました。全体にとても綺麗な状態ですが本紙にややシミが出ています。繊細な線の描写が無絃琴の境地を漂わせて素晴らしいです。この指はどんな所でどんなふうに描かれたのかとつい引き込まれます。掛け軸の長さ155センチ　　　　幅64センチ本紙の横幅36センチ　　　縦　25.5センチ表装はとても良い状態です軸も良い物を使っています箱は二重の木箱入りで外の紙の箱は少し擦れています安田 靫彦は、(1884〜1972)大正～昭和期の日本画家、能書家。東京美術学校教授。日本芸術院会員。文化勲章受章。文化功労者。 靫彦は前田青邨と並ぶ歴史画の大家で、青邨とともに焼損した法隆寺金堂壁画の模写にも携わりました。　無絃琴　は唐の詩人　陶淵明（とうえんめい）が酔って弦のない琴に触れ、心で音を楽しんだ逸話に由来いたします。この　音なきしらべ、俗世を超えた境地は良寛さんや夏目漱石など多くの文人に愛されてきました。　#安田靫彦#無絃琴#掛け軸#日本画